ディズニー映画から学ぶ子育て

図書館で素敵な本を見つけました。

PHP出版の「ディズニー子育ての魔法」です。

「バンビ」「ピノキオ」「ライオンキング」など、家族みんなで楽しめるディズニー映画には、子育てをする上でヒントになることがたくさん散りばめられていました。

いくつかご紹介したいと思います。



「ダンボ」

親の「子どもを守ろうとする行動」や「ふれあい」は親への「信頼感」をめばえさせ「心の支え」となります。

サーカス小屋の赤ちゃんゾウのダンボは、ほかのゾウより耳が大きいことで人間の子どもにからかわれ、追いかけられます。

それを見ていた母親ゾウのジャンボが、ダンボのために人間の子どもを襲ってしまい、檻の中に入れられてしまうのですが、自分を守ろうとしてくれた母の姿に「母親に愛されているんだ」という安心感を持ち、母親を信頼し、それが「心の支え」となっていきます。

檻の中にいる母親に会いに行ったダンボは手と手、頬と頬など、わずかな時間ながらも母親とふれあうことができました。それはダンボにとって母親の愛情を感じることができた素晴しいひとときでした。

こどもが何かに挑戦するときには、特別な「勇気のモト」を持たせて、これが力になってくれると背中を押してあげる。

友だちのティモシーはダンボには空を飛べる力があることを確信しているのですが、ダンボは怖がってチャレンジしません。

そこで、ただのカラスの羽を「空を飛べる魔法の羽」だと言ってダンボに渡し、空を飛ぶ練習をさせ、とうとう、ダンボは空を飛べるようになるのです。

子どもは誰かに手を貸してもらいながらも、自分の力を信じていれば努力することができ、やがて目標を達成することができるようになるのですね。

ダンボ スペシャル・エディション 【Disneyzone】 [ エドワード・ブロフィ ]


「バンビ」

「バンビ」に登場するバンビのお母さんもバンビを愛情深く育てていきました。

「危険なものの存在」を大人の行動を見せることで学ばせる

見晴らしのよい草原に初めてお母さんと出かけたバンビは、さっそく草原に足を踏み入れようとしたところをお母さんに止められます。

見晴らしのいい草原は、シカにとってはライオンなどの餌になってしまう「危険な場所」でもあるからです。

お母さんは、「安全を確認したら呼ぶから」、とバンビに言い、警戒しながら歩いていきます。

お母さんの、この警戒しながら進んで行く様子を見ることで、バンビは「危険な草原では警戒しなければいけない」と気づき、どのようにすればよいのかを学びました。

子どもは、教わらなければ「危険なこと」についてなにも知らないものです。

私たち人間に置きかえると、横断歩道の渡り方や、車が飛び出してきそうな道は特に注意することなど、大人が一緒に歩きながら子どもに教えていきたいものです。

死角のある公園や場所、知らない人についていかないなど、日常のさまざまな場面で「危険なことが存在する」ということを教えておくことは必要です。

「危険性があること」を、知っているのといないのでは、危険に対する子どもの意識が大きく変わり、危険を回避できる可能性が高くなるからです。
24px;”>子どもを見守り、認めてあげることで自己肯定感を育てる

好奇心旺盛なバンビは友だちと遊ぶ中でいろいろなことを覚え、お互いに影響しながら成長していきます。

そんな様子をバンビの母親は離れたところから、そっと見守ります。

子どもは大きくなるにつれ、家庭以外での世界が広がり、友だちや先生から学ぶうち、親が思っている以上にいろんなことを発見し、経験してくるものです。

こどもが初めて知ったことや、経験したことを報告してきたら、どんなに未熟な部分があっても「すごいね。」「よくできたね。」と褒めてあげれば、こどもは親に認められたことに満足し、自己肯定感を持つことができます。

このことは子どもの自信を育て、難しいことにも挑戦しようとする精神力を身につけることができます。

子どもが質問してきたら丁寧に答えてあげる

バンビは母親と草原に出かける道々に「なせ?なぜ?」としつこいほどお母さんに質問を投げかけるのですが、そんなバンビに母親はひとつひとつ質問に答えてあげます。

この「質問攻め」は子どもの発達のしるしで、見たり、聞いたりしたことを自分の頭で考え始めたということなのです。

考えてみて、湧き上がった疑問を自分なりに納得するために質問をするのでしょう。

これにはできるだけ、丁寧に対応してあげたいものです。

難しいことを聞かれた場合は、「わからないから、調べてみるね。」「一緒に調べてみよう。」と素直にいい、答えてあげる時間のない時は、「10分後ね。」など、対応できる時間を伝えてあげます。

「もう質問はおわり!」などと言ってしまって、知りたいと思うことの芽をつんでしまうのはもったいないことです。

バンビ 【Disneyzone】 [ ボビー・スチュアート ]

「ピノキオ」

バンビのお母さんとは反対に「危険なものの存在」を教えることに失敗したのは、ピノキオを作ったゼベットさんです。

ゼベットさんはピノキオが火遊びをしたとき、ピノキオの命が無事だと知るとそのことを喜び、安心するだけで、ピノキオに「火の危険」について教えずにそのまま寝かせてしまったのです。

もしこの時に、ゼベットさんがピノキオに「危険というもの」の存在を教えて、それを避けるために注意しなければいけないことがある、ということをよく話しておけば、あんなに片っ端から誘惑に負けたり、危険にさらされたりすることはなかったでしょうに。

「危険には全く近づけない」のではなく、「危険なものの存在」を教える

ところが一方で、最後にピノキオが怪物クジラに呑まれたときに相手をいぶすことを思いついたのは、図らずも、あの火遊びの経験があったからなんですね。

「危険には全く近づけない」というのではなく、大切なことは「危険なものの存在」を教えておくことが大切だということを「ピノキオ」のお話は示唆しているのでしょう。

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嘘をついても困るのは自分だと教える

ピノキオは楽しげな誘惑に負けて、学校をサボって人形座についていき、そこでピノキオは鳥かごの中に監禁されてしまいます。

助けにやってきた女神にピノキオは、学校をサボったことを隠そうと嘘をつきました。

でまかせを言い続けるピノキオの鼻は、ぐんぐん伸びていきます。

女神はピノキオに、嘘はこの鼻のように、どんどん大きくなって隠せなくなるのだと教えたのです。

嘘をつくのをやめさせるためには、それが本人のプラスにならないことなのだと子ども自身に感じさせることなのでしょう。

ピノキオは、自分がついた嘘でピノキオ自身が困ったことになってしまい、「嘘はいけないこと」だと学びます。

「ライオンキング」

「ライオンキング」では父親が息子を雄々しく育てあげていきます。

サバンナ王国の王ムファサが息子のシンバを叱る場面では子どもを叱る時の大切な三つのポイントがしっかり描かれています。

  • 子どもの自尊心を大切にする
  • 叱る理由を説明をする
  • 叱った後はリラックスさせてあげる
  • 立ち入り禁止の危険地帯へ入ってしまったシンバを叱るとき、父ムファサはまず他の動物たちを帰しました。

    これは人前でシンバを叱っては自尊心を傷つけるからです

    次に「言いつけに背き、友だちも危険な目にあわせたこと」と叱る理由を伝えました。

    最後には息子を心配した父の胸の内を明しシンバの緊張をほぐしてやります。

    つい親の方が冷静さを欠いて、叱るより怒ってしまいがちですが、この3つのポイントを押さえて叱ると、親の自分に向き合ってくれる姿勢に子どもは応えて素直な気持ちで成長していくのでしょう。

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